環境作文コンクール「地球さんご賞」を通じて子どもたちの学びと地域の環境・文化をつなぐことを目指す「地球さんご賞・筑後川流域連盟」の設立発起会が、2026年3月5日(木)に佐賀県みやき町・市村清記念メディカルコミュニティセンター多目的スペースにおいて開催されました。
筑後川はその源流から河口、さらに有明海へとつながる広大な流域を持ち、自然環境が相互に影響しあうとともに、流域ごとに固有の文化圏をはぐくんできました。 本連盟は、この筑後川流域全体を視野に入れ、環境と文化の両面から子どもたちの学びを支える新たなネットワークづくりを目的としています。
発起会では、冒頭、地球さんご賞・筑後川流域連盟代表の本田巌より、設立の経緯と目的について説明が行われました。 川をはぐくむ山々に囲まれたふるさとで学ぶ子どもたちに対し、教室や携帯端末の画面だけでなく、実際の自然にふれ、その体験を文章にまとめることで「心の記憶」として残してほしいこと、また自分の地域だけでなく流域全体の環境とのつながりを相互に理解してほしいという思いが語られました。 こうした交流や体験を源流から河口まで流域全体に広げることで、子どもたちの視野を大きく広げ、学びを深め、「見て」「考えて」「行動する」子どもたちを育てていくことが連盟設立の基本理念です。
筑後川流域では既に「水郷日田」「みやき」、矢部川流域の「八女」の3地区で地球さんご賞実行委員会が活動しており、本年度からは「大川エリア」「久留米エリア」、さらに「大分エリア」での新たな実行委員会設立も予定されています。 今回の連盟設立は、これら各地の実行委員会の連携を進め、より広い視野から環境保全や地域文化の継承に取り組むための大きな一歩となるものです。
当日は、地球さんご賞実行委員長の安部龍太郎氏、みやき町の岡毅町長、大分合同新聞編集局長の下川宏樹氏をはじめ、多くの来賓・関係者が出席しました。 会の中では、筑後川流域の将来を担う子どもたちに向けたメッセージや、地域とメディア、行政、NPOが連携して取り組む意義について、熱のこもった挨拶が続きました。
今後、筑後川流域連盟は、各地区の「地球さんご賞」委員会活動のサポートと連携支援に加え、体感型の環境イベント(Activeさんご賞)や、応募作文から歌を生み出す「SangoマイソングPJ」、作品を紙芝居化して読み聞かせを行う「紙芝居PJ」などを通じて、子どもたちが自然と人とのつながりを深く感じ、表現する機会を広げていきます。 2026年4月中旬には、第1回総会の開催も予定しており、筑後川流域全体をつなぐ新たな連携の場として、本連盟の活動が本格的にスタートします。
◾️地球さんご賞筑後川流域連盟
https://chikugogawa.earth35.org
◾️Activeさんご賞
https://www.active35.org/