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【ニュース】大分合同新聞創刊140周年記念特集「地球さんご賞」が描く、子どもたちの未来と環境の絆

2026年4月5日、大分合同新聞の朝刊にて、同紙創刊140周年を記念した「地球さんご賞」の大型特集が掲載されました。
生命の源である「水」を見つめ、次世代を担う子どもたちの感性を育む本プロジェクト。誌面で語られた提唱者や関係者の想い、そして心に響く入賞作品の内容を詳しくお届けします。

1. 創刊140周年を祝す特別企画「地球さんご賞」の始動

大分合同新聞社は、創刊140周年という大きな節目を迎え、その記念事業として「地球さんご賞」作文コンクールを県内の小中学生を対象に実施します。
本賞は、単なる作文の技術を競うものではありません。子どもたちが自然環境、特に「水」の循環について自ら考え、表現することを通じて、地球の未来を守る一歩を踏み出すための教育的・文化的プロジェクトです。140年、地域の声を届けてきた新聞社が、今度は子どもたちの声を「未来への宝」として発信します。

2. 提唱者・安部龍太郎氏インタビュー:子どもは未来を照らす宝

直木賞作家であり、本賞の提唱者である安部龍太郎氏は、誌面インタビューで「環境問題への深い理解と知識を、作文を書くことで深めてほしい」とその願いを語りました。

「さんご」に込めた3つの力: 安部氏は、人間が持つ「見る・考える・行動する」という3つの力を結集し、地球が抱える5つの課題(温暖化、海洋汚染など)に立ち向かう重要性を説いています。

表現することの意義: 自分の心で感じたことを原稿用紙にぶつける過程で、子どもたちは自然の一部としての自分を再発見します。

作文上達の秘訣: 「日記をつけること」を勧め、「一日一言でも、自分の言葉で感じたことを書く習慣が、自分を客観的に見つめる力になる」と、未来の作家たちへエールを送りました。

3. 感動を呼ぶ最優秀作品の紹介:自然との共生を描く

特集では、昨年度の最優秀作品である千代田小学校(当時4年生)の山本悠斗さんの作品「自然は友達」が紹介されました。
山本さんは、日田市の豊かな自然や三隈川での体験を通じ、川に住む生き物や澄んだ水の尊さを瑞々しい感性で描写。「川を汚すのは人間だが、きれいにするのも人間だ」という力強いメッセージは、大人の胸にも深く響く内容です。このように、子どもたちの純粋な視点から生まれる言葉こそが、社会を動かす原動力になることを証明しています。

4. 水郷ひた実行委員会・河津成満氏:素直な意見を引き出すツール

事務局として活動を支える河津成満氏は、これまでの活動を振り返り、作文が持つ「対話の力」について言及しました。
河津氏は、入賞作品に地元のアーティストが挿絵を描き込み、世界に一つのアートとして贈呈する活動の意義を強調。「子どもたちが自分の言葉に誇りを持てるようになる」と語り、作文を通じて地域の自然(水郷ひた)を守る心が、世代を超えて受け継がれている手応えを明かしました。

5. 大分合同新聞社編集局長・下川宏樹氏:気持ちを原稿用紙にぶつけて

大分合同新聞社の編集局長を務める下川宏樹氏は、情報の送り手としての視点から、子どもたちへ期待を寄せました。
「デジタル全盛の時代だからこそ、手書きで原稿用紙に向き合い、自分の感情を整理する時間は何物にも代えがたい」と指摘。140周年という歴史を背負いながら、大分合同新聞はこれからも、子どもたちの素直な「感動」や「驚き」を受け止める場であり続けたいという決意を語りました。

【事務局よりお知らせ】
今回の特集記事にあります通り、2026年度の「地球さんご賞」は夏休みに向けて募集を開始いたします。大分の山、川、海の豊かさを、あなたの言葉で表現してみませんか?
詳しい応募要項については、近日中に本ホームページにて公開いたします。

子どもたちの「見る・考える・行動する」力が、明日の地球を創ります。

【特別付録】直木賞作家・安部龍太郎先生が教える「作文上達のコツ」

作文に取り組む子どもたちへ向けて、安部先生が誌面で語った「書く力が伸びるヒント」をまとめました。

「日記」を味方につける
いきなり長い文章を書こうとせず、まずは毎日「一日一言」でもいいので、日記をつけることから始めてみてください。今日何があったか、何を感じたか。その積み重ねが、自分を客観的に見つめる力と、表現の土台を作ります。

「自分の言葉」でぶつかる
うまい文章を書こうと背伸びする必要はありません。自分が目で見たこと、耳で聞いたこと、そして心で感じたことを、そのまま原稿用紙にぶつけてください。

「五感」を研ぎ澄ます
水の冷たさ、風の音、土の匂い。自然の中で感じた「五感」を言葉に落とし込むことで、読み手の心に情景が浮かぶ生き生きとした文章になります。

何度も読み返して「自分の声」を聴く
書き終えたら、一度声に出して読んでみましょう。自分のリズムで、自分の気持ちがしっかり乗っているかを確認することが、納得のいく作品に仕上げる近道です。

安部先生からのメッセージ
「上手に書こうと思わなくて大丈夫。あなたの心の中にある『宝物』を、原稿用紙にそっと置いてみてください。その言葉が、地球の未来を照らす光になります。」

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